黒の三日月

こう考えるのは都合が良いのかもしれないけれど、誕生日だからかなのかな。

学校までの道のりで死にかけるような出来事には一切遭遇していない。

此処最近は事故に遭いそうになったりする事が多かったから。

何事もなく学校に着けば、メールをくれた子達からまたおめでとうと私を祝福してくれて。

飴玉やチョコを恵んでくれたり、ハンドタオルをくれたりした。

そうそう、誕生日はこう楽しくなくてはならないよね!


「太るぞ……太った方が好都合だと言えば好都合だが」


また私の席の横から言葉が通り抜けた。そういう事を言うのはただ1人。

そうヒイラギだけだ。

やっぱり私は振り返ってからヒイラギの後姿を睨みつけ、すぐに皆の方を振り向いた。