溺愛ラバーズ

電話で公江さんの住所を伝えるまりあ。





「はい。1台で十分です。それと、明日帰りますので、飛行機をお願いします。……はい、ありがとう。」





電話を切ったまりあは何もなかったように、平然と携帯を返して来た。





「まりあ、今のはなんだ?」


「電話?」


「ああ、どういう事だ?」


「家にいる執事長さんに電話して、お願いしたの。」


「飛行機って………。」


「天宮家専用機。」





ニッコリと話すまりあ。





俺は間抜けな顔を晒してるのかもしれない。





天宮家専用機って…プライベートジェットだよな?





そんなもの持ってる奴初めて見た。





そこら辺にゴロゴロいても困るんだが……。





「使って大丈夫なのか?」


「はい。お爺様達もお父さん達も別にありますし、今お願いしたのは私達姉妹専用機だから大丈夫なの。」





3機もあるのか………?





「どうしたの?」





どうしたもこうしたもない。





驚いて何も言えなくなってしまった。





まりあは本当にお嬢様なんだと酷く痛感した。