‐‐‐*優志*‐‐‐


「ヒロ!待てよっ、おまえ、心愛は渡さないんじゃねえのかよ?!」



「あれ、優チャンの心愛に対する気持ちがどれだけか知りたくてさ♪」


ヒロは、俺に首だけ向けてにかっと笑った。



「まじかよ…?じゃあおまえの気持ちは、それだけだったってことか?」



ヒロは、一瞬驚いたような顔をした後、顔を伏せた。



「……そういうことになるね♪」




だんっ



俺はヒロを壁に押し付けた。










.