――――――… 「ひっく……うえっ…ううっ」 心愛はずっと、泣いていた。 「ゆ、ゆぅなんて……大っきらいだよ!!!」 心愛は、家を飛び出ていった。 俺は、 追いかけられなかった。 「ごめん……弱くて、ごめん…」 俺の頬には、涙が伝っていた。 .