キミにサヨナラをする。




がら…


「心愛?」



俺は心愛の病室に戻ってきた。


「どうした?大丈夫か?」




心愛のほうを見てみると、ベッドの上で放心状態だった。



「…ゆぅ、どういうこと?私はあなたが好きだったの?悠希はなんであんな嘘をついたの?」


心愛は、俺にすがりついて聞いてきた。



俺は思わず心愛を抱きしめた。




「心愛…っ、落ち着け?」



「っ、うん……」



俺は、しばらく心愛を抱きしめていた。










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