数日後、


華兎が朱鳥と同じクラスになったことを知った。



俺がここに来たのは、好きな人……朱鳥に少しでも会いたかったからだった。


きっと、朱鳥は俺のことなんて覚えてもいないと思う。


何しろ幼稚園だったし。


それに俺は朱鳥と会えるだけでいいと思ってる…


いや、いいんじゃない。


そうじゃなきゃいけないと思う。