次の日、華兎に俺の病院に付き合ってもらった。



「俺さ………好きな人に会いに来たんだっ!」



そして、帰り道、華兎にバラした。



いや、その表現は間違ってるかもしれない。


別に隠してた訳じゃないし。


前々から絵里には相談してた。


余命については伝えてないけど。



俺が華兎に伝えると唖然としてたけど、なんか納得してくれたみたいだった。



ただ…華兎は余命が分かってから前みたいに話してくれなくて。


いや、血が繋がってないって分かってからかな?




それが、悲しかった。