夏の日差しが痛い日の事です。

皆、暑くてシャツをパタパタしていた。
チラリズム…正にこの事だろう。

あっ、あの先輩腹筋割れてる。

なんて事を思いながら廊下を歩く。
あっ!!シャツめくられた!!チラリズムなんてレベルじゃないよ…

そんなくだらない事をしている人達の会話に耳を傾けながら特別棟へと足を進めた。

教室棟と特別棟を繋ぐ渡り廊下を渡りきった時、手を繋いでいる男子生徒と遭遇した。

彼らは私が見ている事に気付くとすぐに手を離してしまった。
そんなに慌てて手を離すと逆に怪しいよね(笑)
良いもの見たな♪
何て思いながら美術室に入った。

それからまた外を見ると彼らは手を繋いでいた(笑)

微かに口を緩めていたら、先輩に「何か良いことあった?」と聞かれた。
『えぇ、とても…』とだけ返した。

これから彼らがどう進展するか、とても楽しみです。