私が何時もより早く学校に付いてしまった日の出来事です。




その日は吐いた息が白くなる程寒い朝だった。
何時もより早く学校に着てしまった為、特別棟内を歩いていた。
近くには2年生らしき生徒が1人いた。そこに走りながら角を曲がって来た生徒が一人…当然、反応が遅れた2人はぶつかってしまった。

走って来た生徒が歩いていた生徒を押し倒すかの様に倒れ込んだ。

走「ごっこめん(汗」
歩「気にすんな(笑)何時もの事だろう?今日はまたどんな理由で走ってたんだ?」

2人は元から顔見知りで、良くぶつかるようだ。
だが…押し倒された様にぶつかり倒れる事が、馴れて終う程起こるだろうか?

走って来た生徒は分かっていてやっているのでは…そうだとしたら、面白い(笑)
走って来た生徒の方が見て分かる程、腰が低く体格は良いが弱そうだ。

もしかして…本当は腹黒いとか?


走「職員室に用があって(汗」
歩「そぉ、それで急いでたんだ…でもこんな所で僕なんかと話してて良いの?」
走「あぁΣ( ̄○ ̄;)忘れてた!?」
歩「行ってらっしゃい(笑)もう、走っちゃダメだよ?」
走「うん!!分かった!!」


そして、また走って行ってしまった。

歩「走っちゃダメだって行ったのに…(フッ」


一人残った彼は細く微笑んだ。

まさかの、見た目を裏切る腹黒美人攻めか!?
もしくは、見た目通り受けと言う可能性もある(汗


今日は何時もより早く学校に来て良かった。
また、灰汁の強い人に会ってしまったものだ…是非とも友達になって頂きたい!!