そう思ったあたしは、
最後の抵抗を試みた。
顔面を蹴ってやる・・・。
意を決して実行に移そうとしたとき、
ボカっと鈍い音が目の前から聞こえた。
え・・・
あたし、まだ何もやってないのに。
何・・・??
「お前等・・・何やってんの??」
・・・嘘。
この声は・・・
少しの時間しか離れてなかったのに
とても懐かしく感じた。
その声の方を見上げる。
太陽がまぶしくて、顔が見えない。
・・・でも、この声はヤツのもの。
「てっめぇいきなり何すんだよ」
「何って・・・殴っただけですけど??」
「っ!! いい気になってんじゃねぇぞ!!」
「いい気になってんのはどっちだよ??」

