「・・・トイレ行こっ・・・」
バカップルを見飽きたあたしは、
教室を出た。
寒い・・・短いスカートを標準丈にしようか・・・
なんて考えてしまうほど。
廊下を歩いていると、前方から
数人の男女が歩いてきた。
っ!!
あたしは目を見張った。
その集団の中心にはヤツが居たから・・・
「っ・・・か、いと・・・」
つい、そう声が漏れてしまった。
その声は、とても小さくて・・・
さっきの独り言よりもか弱い声。
─────なのに、
ヤツもあたしに気が付き、目が合った。
瞬時にあたしはそらせた。
今は、合わす顔がない。
あたしは・・・
海斗にあんな表情を作らせてしまった。

