オトコ友達






昼休み。

あたしは窓から吹いてくる風に金髪を

なびかせながら、席に座っていた。

今更どうこう、行動する気はない。

一人で十分だ。



いつもなら・・・・

昨日までなら・・・・

嫌でも一度は海斗が寄ってきた。

それも、今日はない。

いや、今後一切ない。



寂しい・・・

そんな感情はないけど、何だか

心にモヤモヤと霧が掛かったようだった。

濃度の濃い、厚い霧。

雲のような灰色の霧。



あたしの視線の先には中庭でじゃれ合う

猫みたいなバカップル。

弁当をあ~ん、て彼女がやっている。

バカらしい。

そう思った・・・

でも、その2人は幸せそうで・・・。



いつもそうだ。

カップルは皆幸せそうな顔をしている。

あたしには、できない顔。

心から笑ったことなんて、そうない。

笑ってみたい・・・っていう気はあるけど、

どう考えてもあたしにはできない。

幸せ・・・なんて、そう感じない。