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「おはよ~♪」
「おっはよ~」
登校してきた
生徒たちの声が教室に響き渡る。
あたしは一人、机にうつ伏せになり、
教室の声に耳を傾けていた。
・・・・正確に言えば、
いやでも耳に入ってくる声に耳を
傾けていた・・・。
遠くの方からキャーキャー
黄色い声が聞こえてきた。
視界を真っ暗にしているあたしでも、
それが何なのか理解できた。
ああ・・・ヤツがきた・・・。
今、あたしが最も会いたくない人物。
「おっす!! あ、おい海斗、昨日のアレ見たか??」
「・・・んなもん見てねぇよ・・・」
教室に入ってきたヤツの声は低い。
その声の温度から、不機嫌なのが分かった。
「・・・お前、何かあった?? ・・・今日、やけに冷めてねぇ??」
「・・・・・・・うるせぇ」

