「・・・・ら、ぃ・・・・」
え・・・・??
自分の声が耳に届いてから
あたしはハッとなった。
今、あたし何て言って・・・・
無意識のうちに、嫌い。
そう言っていた。
その言葉がどんなに人を傷つけるかも
考えずに・・・・・
今のあたしの状況をどうにかしたくて。
自分のことだけ・・・考えていた。
「・・・・そっか」
そう言い残して・・・
海斗は屋上を出て行った。
あたしは解放され、
安堵のため息を一つ、ついた。
そのため息と同時に・・・
海斗が見せた、アノ悲しそうな表情が
あたしの中に、記憶の中に戻ってきた。

