あ…、わかってるんだ。 あたしが1人で不安になってること。 だから、こんなにも嬉しいことを言ってくれるんだ。 真っ赤になった顔を隠すためか、お兄ちゃんはそっぽを向いて、そのことを気づかせないようにしてた。 そんなお兄ちゃんを見て、あたしは心が締め付けられた。 愛しい、と思った。