「あ、ああああた、あたし!」
焦り過ぎてちゃんと喋れない!
「ん?」
きょとんとした顔の3人が私の顔を見る。
「き!着替えて来る!!!!」
とにかくこの場所から居なくなりたくて。
パジャマだった!
そう思い出して自分の部屋まで走って逃げた。
「ぷっ」
と、声を出して笑ったのは今来たばかりの男の子だった。
「変な子。亮佑君、空と仲良くしてあげてね」
「はい。もちろん」
「あの子ちょっと男の子苦手なところあるから、大変かもしれないけど」
「え?そうなんですか」
「うーん。ま、普通に接してくれれば大丈夫だから」
「普通に…?」

