「バーゲン終わったらね。」


可愛いく笑うと俺の頬をムギュッとつまんだ。


「バイバイ。」


ちっとも名残惜しそうじゃないのが悔しい気もするが、つられて返事をした。


「バイバイ。…………気を付けろよ?若いイケメン襲ったすんなよ?」


「イケメン見付けたら襲うでしょ〜。」


じゃあね〜。


ケラケラ笑って帰って行った。


その後、パソコンとにらめっこで迎えた朝。

泊めなくて正解だったと思いながら、コンビニへ煙草と飲み物を買いに出た。


「和巳君?」


「お?恭代ちゃん?なんで?」


「なんで?それこっちの台詞。茉莉は?」


「バーゲン………じゃねぇの?」


俺のポカン顔をみて、飽きれ顔になった恭代。