ケータイが鳴って、メールが来ているのがわかったが、私は、悲しさのあまり、なかなかケータイを見ることができなかった。


メールはヒトシからのものだった。


===========
嫌がらせ歓迎とは言ったけど、何も殺さなくても…(;_;)
随分大胆なことしたねぇ
ちょっと引いちゃうなぁ(;^_^A
ウチとしては1号店のヤツが死ぬのは嬉しいけどさ。
警察とか大丈夫なワケ(・・?)

☆ヒトシ☆
===========


完全に勘違いされている。

私は慌ててメールを返信した。



===========
殺してません!
私は無実です。
完全に事故死です。
警察もそう言ってたし。
不幸な事故です!

MIDORI
===========


ヒトシからすぐに返信があった。


===========
濡れ衣だったか(*_*)
スマンm(__)m

それにしても、本当に事故死なのかな!?
実は殺人なんじゃないの?
犯人が1号店にいたら、すごいことになるぞ(>_<)

客足も遠退くだろうね☆

真犯人を見つけるのは難しくても、誰かを犯人に仕立てあげたりしたら、すごいんじゃないかな??

\(^_^ )( ^_^)/

☆ヒトシ☆

===========


私もすぐに返信する。


===========
それってどういう意味ですか?

MIDORI
===========



===========
でっちあげ☆
あとから犯人じゃないってことがわかっても、殺人の容疑者が店で働いてたら、ヤバいっしょ(-_-メ)
ダメ元で誰かを容疑者にしちゃおう(^O^)/

☆ヒトシ☆
===========


なんてぶっとんだ人だ。

私は一人でクスクスと笑った。

いつの間にか、涙は乾いていた。