どうしようもなくてアタシは・・・ その場に座り込み本を抱きしめて嗚咽した。 そう、あのとき。 アタシのこと好きって言ってくれたとき。 「だから、俺は、そのままのミライが、好きなんだ」 そう言ってくれた。 会いたい、今すぐにでも会いたい。 声が聞きたい。 手に触れたい。