そのとき屋上の端っこにあるドアのところから女の人の声がした。 「タクミ!」 彼は振り向きながらアタシに言った。 「あ、あれ、俺の姉貴の車折 ケイコ。(クルマザキ ケイコ) でその隣にいるのが姉貴の恋人の鳴滝 シゲル(ナルタキ シゲル)さん」 遠目からだったけれどそこには髪の長いキレイな女の人と メガネをかけたやさしそうな男の人が並んで立っていた。