空がまた少し高くなった。 夏にタクミくんと出会って・・・ そして今こうしている。 自分でも考えていなかった自分がここにいる。 そんなこと、考えながら学校が終わってからタクミくんの病室へ急ぐ日々が続く。 アタシにとって彼の病院へ行くことがいつの間にか1日のうちで一番の楽しみになっていた。