真っ暗になって 昼間、一緒に京都にいたことがウソのように思えて淋しい。 それでもアタシは笑顔で言う。 「今日は・・・ありがとう」 「俺も一緒に京都に行けて楽しかった」 タクミくんも笑顔で答える。 そして彼のその言葉でアタシはやっぱり今日一緒に京都にいてたんだって実感する。 「うん」 アタシはそっとうなずく。