「じゃあね・・・」 楽しかった時間なんかあっという間だ。 中央線に乗っていたときはまだ少し明るかったのに彼を送るためマンションの前まで来る頃にはもう空も真っ暗になっていた。 「ごめんね、ホントならオトコの俺がミライを家まで送ってあげないといけないのにね」 「ううん、大丈夫」 アタシは笑って答える。