ウソナキ。


その間もずっと赤ちゃんは泣いていたけれど

階段の下まで降りてきてきたときにはもう泣き止んでお母さんの腕の中で安心して眠っていた。


「どうもありがとう。
助かりました」


そう言って彼女はアタシたちに頭を下げて赤ちゃんをそっとベビーカーに乗せた。


そしてもう一度アタシたちに頭を下げて新幹線の改札を抜けて行った。