アタシから離れていってしまうだろうか。 アタシたちを繋ぐものはそれまではクリスマスへの死に向かっていく思いだったけれど。 もしかしたらクリスマスの約束の前に京都に行きたいって彼が思ったから「今」行くことを選んだのかもしれないけれど。 タクミくんは黙ってアタシの話を聞いている。