ウソナキ。


彼が・・・
消えてしまいそうで。


目を離すことができなかった。


「そんな言い方して・・・
なんか、タクミくんが先に・・・」



「そうだね」


そう言って彼は遠くを見つめたまま淋しそうに笑った。