「なんだぁ?遥、泣いてるのか?」 少し酔っぱらった近藤さんがアタシを見て言う。 「なっ、泣いてなんかいません!」 「そぉかぁ?俺ら仲間だからなぁ。仲間としてお前を支えなきゃぁいけねぇ。うん。」 近藤さんは自分で言ったことにしきりに頷いている。 「仲間だから支える」か。 アタシは… アタシは仲間だからこそ強くならなきゃいけない。 仲間だからこそ強くなって認められるようになる。 絶対に。 絶対にそうなってみせる。