アタシは両親の仇を討つため新撰組に入隊した。 言葉で仇を討つなんてできるわけがない。 けど、人を殺したくは…殺したくは…… けど、きっと結局は力になるのではないか? 斎藤さんは力で解決しないようにしていたのに結局は斬ってしまった。 斎藤さんは慣れたように斬ったし、迷いなんてなかった。 結局は斬るしかない。 アタシの脳裏にふとそんなことが浮かんだ。 「結局、アタシは…。」 アタシはなぜだろう。 寂しくなった。