「聞こえなくなった・・。」 「はい。」 斉藤さんは急に目を険しくする。 「行くぞ!」 急に走り出す斉藤さん。 アタシは必死に走るが斉藤さんの足はあまりにも速い。 アタシは追いつこうとするのがやっとだった。 「何事だ!?」 声のする方へ走っていくと1人の男が刀を振り上げている。 その先には女の人。 どちらがが襲われているのかは一目瞭然だった。