「お前は力がほしいか?」 「力ですか?」 「あぁ、そいつらを殺せるほどの力が。つうか、お前ほどの力だったら大丈夫か。」 と、笑った土方さん。 始めてみた土方さんの笑顔。 「俺は力がほしい。隊士どもをこの世の中を、護れるほどのな。」 と、空に向かって手を突き出した。 その手をぐっと握ってアタシを見下ろす。 「俺はこの力が手に入るまで戦いつづける。人に何を言われようともな。」 それだけ言って土方さんは歩いていった。 最後にアタシに笑顔を見せて。