「はぁっ・・・はぁっ・・・・。」
周りにいた敵は全て倒れた。
立っているのはアタシと歳三だけ。
「歳三っ!!」
アタシは歳三を抱きしめた。
「よかった・・・。生きて帰れる・・・。」
歳三の体は血で濡れていた。
「お前が生きていてよかった・・・。」
歳三はそう言ってアタシを抱きしめた。
「歳三・・・歳三・・・。」
何度も名前を呼んだ。
歳三はアタシに口づけを落とす。
歳三は傷と疲労のせいで倒れるように寝転がる。
アタシは歳三の横に座り、空を眺めていた。
『目標確認。紅い髪の少女。50mほど前方に座っている。』
遠くで不吉な話がされていることは誰も知る由がない。
『おそらく旧幕府軍。周りは全て倒れているため死亡と判断する。』
不気味に光る鉄の筒がゆっくりと向けられた・・・・

