「遥っ!?」
手を引いたのは歳三だった。
「生きてたのか!!」
「歳三!!」
歳三は顔に、腕にあちらこちらに傷を負っていた。
血が服に滲んでいた。
「よかった!!」
「再会を喜んでいる場合じゃねぇ!!俺の背中はお前に預ける!」
「はいっ!!」
背中合わせに立つアタシ達。
戦況は絶望的。
足下に転がる骸は仲間。
周りには圧倒的な敵の数。
「死ねやぁぁ!!」
歳三は振りかざされた刀を受け止め、受け流す。
相手の急所を斬り、また斬りかかってくる敵を倒す。
アタシも正面の敵を次々と倒す。
血は舞い、火花が散る。
足下には血の水たまり。
自分を護ることで精一杯だった。
生きるだけで精一杯だった。

