あぁ、夢じゃなかった。 近藤さんが連れて行かれてからなにもかもが急すぎる。 単に世の中を見ていなかったのか。 呆然とそんなことしか考えられない。 「あ、はは…嘘ですよね。」 静かにフルフルと首を振った土方さん。 絶望的だった。 「あぁぁああああ!!!!!!!!」 屯所にアタシの叫び声が響いた。 土方さんの男泣きの声が聞こえた。