「本当ですか!?」 「るせぇな。」 沖田さんが「よかったな」と声をかけてくれた。 「手で刀を受け止めるような馬鹿は初めて見た。」 と、頭をガリガリ掻いて土方さんは背を向けて歩き出した。 「入隊したからには、無様な真似をすんじゃねぇぞ。」 「はいッッ!!」 アタシは馬鹿みたいに大きな声で返した。 土方さんはそれ以上何も言わず何処かに行ってしまった。