「お父さッ…お母さんッ!」 「遥ッッ!!」 ぎゅっと大きなものがアタシを包んだ。 大きくて暖かくて強く包んでいるのにどこか優しい。 ゆっくり自分が冷静になっていくような気がした。 ゆっくり自分の感情が一つに戻るような気がした。 ゆっくり落ち着いてきた。