「伊藤…傷…体つき…。」 どれをとってもアイツに当てはまる。 「奴は…奴は生きていますか。」 「仇なのか。」 土方さんに静かに頷いた。 「殺したいか?もし、そいつが生きていたらお前は殺したいか?」 “殺す”“殺したい”“殺せ”。 頭の中のアタシが呟く。 「殺したいです…殺したい。両親が殺されたとき以上の苦痛を与えてやりたい。 切り刻んでやりたい。」 「だけど……。」