破れぬ誓い




「ごめんなさい。」


男の体から刀を抜き、男を横たわらせてアタシはまた戦場の中に入った。


額から血を流し戦う近藤さん。

脇腹からのおびただしい量の出血でも戦う永倉さん。

悲しそうな顔をして斬る斎藤さん。


冷たい目で迷わず斬る土方さん。


誰もが生きるため、護るために戦う。



またアタシを見つけて斬りかかって来る男たち。

アタシは逝く男達に詫びながらひたすら斬った。



音が聞こえなくなった、何も感じない。

比喩なんかじゃない、本当にそんな感覚だった。


生きるために戦う。


それを正当化するようにアタシの心は冷たくなった。

ただひたすら自分のせいで逝く人たちに罪悪感を覚えながら。