その一言で総司の言っていたことが本当だとわかった。


「そう、ですか。」

「もう帰れ。」

「一つだけ聞かせてください。」

「あぁ?」



「どうしてそんなことをするんです?」



「護るためだ。」



「世の中を護るためには俺は修羅にもなる。地獄に落ちようとも護るためならば俺はどんなことでもするつもりだ。」


護るために修羅になる。


土方さんの声には重たいものが含まれているような気がした。