真剣な顔の叶なんか滅多に見れない…。



「期限を決めよう」

「期限?」

「僕達が活動する期限。とりあえず、後4年。みんな大学でも行きながら続ければいい」



それは新たに見えた光だった。



自分達のやりたいこともできるし、やらなきゃいけないこともできる…。



そんな手があったとは…。



「いつかは終わるんだから。まず4年、頑張ってみない?ねっ?」

「あたしやめない…。まだみんなとやるっ…」

「紅、泣かなくていいから。みんなで答えを出して行こう?」

「んっ…」

「リン、マキ、白。意義があるなら言って」



誰もない。



俺はそのプランに乗りたい。



「マキは絶対大学行くこと。それでいいよね?」



みんな賛成してた。



そしてマキの男泣き…。



マキの涙はきっと一生忘れられない…。



兄貴の目にも涙って感じ…。



それからみんな笑顔になれた。



俺達はまた結束を硬くする。



この場所から新しく始める。



みんなに出会えて…本当によかった…。