【リン】
記憶を頼りに向かったヒメの家。
だけどここには住んでなかった…。
何年ぶりかに掛けた電話。
出る気がしなかったのに…。
涙声のヒメがやっと電話に出てくれた。
「今から会いたいんだけどどこにいる?」
「先輩との思い出の場所…」
「思い出!?」
ヒメとデートとかした記憶がない…。
会う時はヒメんちか前に俺の住んでたマンション…。
「まさかマンション?」
「うん、でも同棲してるんでしょ…」
「彼女の家にね。そこで待ってて、今から行く」
電話を切ってヒメに会いに行った。
あの話しがウソでよかったと思う半面、ヒメはウソをついてまで俺といたいんだろうかという複雑な気持ち…。
同情はする。
だって俺が今紅にフラれたらきっとなにがなんでも元に戻したいと思うから…。
どう話し合えばいいのかわからなかった。
「ヒメ」
「先輩…」
「もう引き払ってるから部屋には上げられない」
「うん…」
紅と前にデートした公園にやって来た。
記憶を頼りに向かったヒメの家。
だけどここには住んでなかった…。
何年ぶりかに掛けた電話。
出る気がしなかったのに…。
涙声のヒメがやっと電話に出てくれた。
「今から会いたいんだけどどこにいる?」
「先輩との思い出の場所…」
「思い出!?」
ヒメとデートとかした記憶がない…。
会う時はヒメんちか前に俺の住んでたマンション…。
「まさかマンション?」
「うん、でも同棲してるんでしょ…」
「彼女の家にね。そこで待ってて、今から行く」
電話を切ってヒメに会いに行った。
あの話しがウソでよかったと思う半面、ヒメはウソをついてまで俺といたいんだろうかという複雑な気持ち…。
同情はする。
だって俺が今紅にフラれたらきっとなにがなんでも元に戻したいと思うから…。
どう話し合えばいいのかわからなかった。
「ヒメ」
「先輩…」
「もう引き払ってるから部屋には上げられない」
「うん…」
紅と前にデートした公園にやって来た。


