「ううう…受かったあっ!?」 あたしは一枚の紙切れを見て、目を大きく開いた。 B5の用紙に並べられている文字の塊を、あたしはゆっくりと確かめるように声に出して読む。 「中森あゆ様。 この度、株式会社ハッピードリーム・マネジメント部への採用が決定しましたぁっ…!?」 あたしは口をあんぐりと開けて、信じられない事実に頭を混乱させていた。 生まれて二十二年。 あたしが生まれて初めて興味を持った仕事。 それは、マネージャー。 そんな重大な仕事に、 あたし…受かっちゃいました。 .