天使と吸血鬼

「エリカだったら、
先生も付き合うかもね。」

「いいよ。」

「楓は好きじゃないの?」

「私?いいよ。
あんなにモテる位だったら、
他の人を好きになる方が、
幸せかもね。」

楓はお茶を飲みながら、
私に言ってきたけど、
そうかもしれない。

悪魔界に先生を招き入れる事は、
たやすい事ではない。

けど、初めて知った。
私の恋。

多分結ばれないだろう・・・。