兄貴は何も言わないから部屋を後にした。 翌日 『マジかよ!!でっどうするんだよ?』 蓮に昨日のことを話すとくいついてきた。 『どうするって…俺は桜子のそばにいてやりたい…。』 『じゃあ怜奈はどうするんだよ?』 『別に怜奈のこと好きで付き合ったわけじゃねぇし、お前が無理やりって感じじゃん。だから…。なんだよ、さっきから?』 俺が話している間蓮はきょとんとした顔で制服を引っ張る。 『だから何?』 口が開いたまま顔が硬直してる蓮に聞くと後ろを指差した。