絡んだ視線がくすぐったくて、 甘ったるいこの空気がそれでも胸を熱くさせる。 ギュウと、手を回したのはどちらが先だったのか、 ずっとこうしていたいと思う程、メランコリックな自分にさえそれでいいか、と思ってしまう。 なにか、忘れてる? 「…あ!僚飛行機の時間!」 弾かれたようにあたしは顔を上げた。