きつめの煙。美味しくない。クラクラする。なんでこんなの吸いたいと思うんだろ。とか考えながら、黙々とプカプカ浮かぶ白い煙を眺めるあたしは、多分軽い中毒だ。 やめなきゃな。体にも悪いし。 灰皿に掠れた灰を落として、煙たい部屋にフゥと息をつく。 「あれ?吉沢さんじゃないっすか。」 不意に扉が開いて、入ってきたのは去年派遣で入ってきたツトム。この敬語か敬語じゃないのか分からない口調にいつもイラっとする。 「あー、それ俺の煙草」 ちっ、おまえのだったか。