あたしからしてみれば、この髪の毛は“人除け”で。 友達やクラス、先生や先輩方があたしに近づいてこないように染めたもの。 いらなかった。 外見1つで判断して、あたしから去っていくような友達なんかいらない。 金髪でも、不良でも、柄が悪くても一緒にいてくれるような、“親友”みたいな存在もいらないから。 人というのは、あたしが思ったよりもずっと単純で。 髪型1つで簡単に、あたしから離れていく。 そんな単純な人たちに、あたしは救われていた。