「あ!!隼人こっちこっち~!!」


公園に着くと笑はもう来ていた。


どうやら待たせてしまったらしい。


俺は早足で笑に近づく。



『遅くなってわりぃ。』


「ううん。あたしがいきなり呼んだんだし。それより……はいっ!!」


笑に手渡しされたものはココアだった。

笑は得意気な笑顔で「隼人、ココア好きでしょ。」なんて言ってくる。


なんで俺の好みなんて知ってるんだろうか。


笑のいう通り、俺はココアは好きだ。


というかかなりの甘党だ。