――だから、決めたんだ。


今日の検査結果を、ちゃんと隼人に報告するって。



…もしかしたら、いい結果じゃないかも知れない。


ううん。その可能性の方が、認めなくないけど…随分多い。



…でも、どんな結果でも隼人は受け入れてくれるはず。


あたしはそう、信じてる。




「笑ー。出発するわよー。」



お母さんの声が、リビングから響く。



『はーい。』



あたしは、なるべく大きな声で返事をした。



…どんな結果でも、しっかり受けとめてやる!!


あたしは気合いをいれて、玄関をあとにしたのだった。