目が合うと隼人は二ヤッと笑って


「でも気持ちよかった。」


といたずらっぽく微笑んだ。


その瞬間、あたしの緊張が一気にほどける。


『…もう、隼人のバカ。変態!!』



口ではそんなこと言ってるけど…

隼人には本当感謝。


きっとあたしが緊張してるのを見かねて、冗談言ってくれたんだ。



もうそろそろ、地上へと観覧車が到着する。



あたしたちは観覧車から出ると、また手をつないで、帰り道へと歩きだした。



夕日が、とても綺麗な夏の夜でした。