滝沢〔小声〕『お邪魔しま〜す』




滝沢が部屋の奥に進むと、そこには、夥しい数のパソコンの画面や何かの機械らしき物が在った。




滝沢の背後から謎の男が現れた。




何かの物音『カチャ』



滝沢(銃?…)


振り返ろうとする滝沢。



謎の男『おっと、そのまま動くな』


滝沢『……ずいぶん物騒な物持ってるねぇ』


謎の男『“コイツ”は護身用でね。こんなご時世だからね、ネットで手に入れたんだよ…』


滝沢(護身用?)



滝沢『ところで、あんたは何者なんだ?』



謎の男『そいつはまだ教えられないなぁ。』



滝沢『真実を教えてくれるんじゃ無かったの?』


謎の男『いや、俺はただ“真実を知りたければ来い”って言っただけで、“教えてやる”なんて、一言も言って無いが。』



滝沢(それってただのヘリクツじゃ〜ん…)



滝沢(状況は最悪?)


謎の男『じゃあな』




銃声〔サイレンサー〕『パシュ』



倒れる滝沢…




滝沢の倒れる音『バタン』


滝沢『き、汚ねぇ…』